JA柳川なす部会では9月上旬から、「博多なす」の出荷が始まった。来年7月上旬まで出荷する。出荷初日は、福岡大同青果・広印広島青果に合わせて1500㌔を出荷した。部会員70人で正品出荷量2650㌧、販売高約11億円を目指す。
昨年より出荷スタートは遅くなったが、生育は順調。管内で生産している「PC筑陽」「筑陽」は、柔らかい肉質で、秀品率が高い品種だ。
県で唯一、なすのロックウール栽培を行っており、県内の他産地よりも早く、安定した品質のものを早期に出荷している。
同部会は、若手農業者が多い。天敵講習会や二酸化炭素(CO2)発生装置を用いた管理の講習会を開き、環境測定装置の導入も進んでいる。
また、新規就農者や技術を会得したい農業者のための研修もあり、技術の向上を図っている。
日本農業新聞9月17日