2024.06.21

水稲育苗の負担軽減へ

 JA柳川管内の各育苗所で5月下旬、水稲の播種(はしゅ)作業が始まった。生産者の作業負担軽減が目的で、毎年行っている。管内5カ所の育苗所で合計約11万箱を準備する。JA担当者と作業員は良質な米生産に向け作業を行った。

 JAでは、生産者が各自で栽培管理する播種のみの苗箱受け渡しと、JAが田植できる状態まで管理する委託苗の2種類を行っている。委託苗は、6月中旬から生産者に引き渡す予定だ。

 管内で生産されている品種は、「夢つくし」「元気つくし」「ヒノヒカリ」「実りつくし」「ヒヨクモチ」5品種。JAでは、普通作研究会を中心に品種誘導や品質向上対策を図り、良質米生産による稲作経営の安定を目指している。

日本農業新聞6月11日