農事組合法人しもたなは4月中旬、子実用トウモロコシ(春まき)の播種(はしゅ)作業を行った。栽培は3年目を迎える。作付面積は約73㌃。収穫は8月上旬を見込んでいる。
子実用トウモロコシは、飼料用トウモロコシの子実部分だけを収穫し、乾燥させた飼料用穀物。
食料自給率の向上と水田転換畑の地力向上につながると全国で期待されており、新たな転作作物として導入が検討される水田作物だ。
また、飼料用としてのニーズが高い上、収穫後の残さを圃場(ほじょう)にすき込むことにで、後作における畑作物の収量向上の効果が期待される。
同法人の藤木邦彦代表は「例年春まきは順調。収量800㌔を目指していきたい」と話した。
日本農業新聞4月13日