JA柳川とまと部会では11月下旬、トマトの出荷を始めた。今年は天候に恵まれ、生育は順調。昨年より早い出荷開始となった。7月上旬まで、部会員16人で出荷量750㌧、販売高2億6500万円を目指す。初日は、18箱(1箱4㌔)を福岡市場へ出荷した。
本年度、全国のJAでは初となる人工知能(AI)カメラを搭載したトマト選果機を導入した。効果的にトマトを選別し、管内産トマトの品質向上へ、付加価値の増加を目指している。
管内では「桃太郎」系統品種を作付する。食味を重視した品種と栽培にこだわる。
同部会は、全戸巡回による現地検討会を地域ごとに年2回開き、部会員同士の意識と栽培技術の向上に努めている。
専用予冷庫で春先高温時の鮮度保持が可能となり、着色不ぞろいの改善や秀品率の向上、黄化葉巻病・灰色かび対策に取り組み、一層の品質の向上をしている。
JA担当者は「今後も品質管理に努めていく」と話した。
日本農業新聞12月6日