2023.05.09

「あるべき姿」へ意識共有

 JA柳川は、部門・支所ごとに実行計画書役員面接を行っている。この取り組みは2007年から継続しており、年3回実施。PDCA(計画・実行・評価・改善)視点で管理して、取り組みの進捗(しんちょく)状況を「見える化」し、フィードバックすることが狙い。JA柳川の「あるべき姿」を目指し、常勤役員と管理職が意識を共有することにもつなげる。

 23年度は4月中・下旬に面接。新谷一廣組合長、田中勝秀専務、竹下圭輔常務、担当部門の部課長、各支所の支所長、課長が参加。計12回の面接を重ねた。

 23年度は中期3ヵ年経営計画の2年目。中期3ヵ年戦略シートおよび、経営基本方針の「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標とする自己改革の実践プランの反映を指示した。

 各部門、支所が23年度の実行計画を報告。役員指示については目標設定をより実行性の高い「具体策」や「スケジュール」にするための指示を行った。また、JAの経営や地域営農全体を包括する事業の方向性について意見を交わした。その後、個人目標として配下職員に共有する。

日本農業新聞5月9日