JA柳川は営農センターで3月上旬、2023年産大豆栽培講習会を開いた。生産者や関係者約90人が参加した。7月上旬より始まる播種(はしゅ)を前に、収量向上に向け、栽培について再確認した。
南筑後普及指導センター職員が、22年産大豆の播種開始時期や生育期間中の気象状況などを振り返った。収量向上には、適期播種が重要で、表面排水の徹底を呼び掛けた。
その後、大豆の生育において乾燥による水分ストレスが軽減される試験結果が出ている、部分浅耕一工程播種の特徴を説明。降雨後の播種が可能で、麦収穫後は耕起しないため、燃料は約3分の2、作業時間は約半分と省力・低コストにつながる。
参加者は麦わらすき込みや部分浅耕一工程播種について積極的に質問していた。
また、部分浅耕一工程播種のときに使用する農機具を実際に確認した。
同JAでは23年産より、新品種「ちくしB5号」へと全面移行する。
日本農業新聞3月16日付