JA柳川と福岡県農政連柳川支部は10日、農業経営の安定化へ柳川市の金子健次市長に生産資材高騰などに対する緊急要請書を手渡した。
要請内容は、①生産資材高騰対策②地元産農林水産物の安定供給対策③地元産農林水産物の販売・消費対策④国および福岡県の補助事業に対する市単独予算の上乗せ支援―など4項目を要請した。
コロナ禍の影響による世界的な物流混乱などで、原油をはじめとするエネルギーや穀物などの価格が高騰している。農業においても、コロナ禍で需要が完全に回復しない中、肥料をはじめ生産資材の価格が大幅に上昇して、農業者の経営を圧迫し、営農継続へ重大な影響を及ぼすことが懸念されている。
要請書を手渡した新谷一廣組合長は、「農業者の生産意欲が湧くよう、お力添えをいただきたい」と語った。
日本農業新聞6月16日