JA柳川とまと部会は9日に出荷を始めた。初日は、32箱(1箱4㌔)を福岡市場へ出荷した。部会員15人で出荷量670㌧、販売高2億3450万円を目指す。高温で出荷開始が遅れたが、生育は順調。7月上旬まで出荷する。
2024年産より、新品種「TYプリマドンナ」を栽培。果実が大きく、甘味が強いことが特長だ。収量性、秀品性が高く、安定した出荷が期待される。
出荷されたトマトは、昨年導入した全国のJAで初の人工知能(AI)カメラを搭載した選果機で選別した。
部会は、全戸全員巡回による現地検討会を地域ごとに毎月開く。部会員同士の意識向上と技術向上に努める。
専用予冷庫の利用で春先高温時の鮮度保持が可能となった。着色不ぞろいの改善や秀品率の向上、黄化葉巻病・灰色かび病対策にも取り組み、一層の品質の向上を図る。
担当者は「安全・安心なトマトを消費者へ届けるため、今後も品質管理に努める」と話した。
日本農業新聞12月15日