JA柳川は11月中旬、柳川市にある柳川高校で、商業科の2年生を対象にJA柳川農産物加工品の取り組みについての授業を行った。JAでは市内の3高校を対象に初の農産物加工品アイデアコンテストを開く予定で、12月20日までアイデアを募集している。そのため、多くの高校生の応募を促そうと講話した。
総合企画課の古賀哲也課長が、JAバンクと銀行の違いや農業協同組合の始まり、報徳思想など「協同組合」について説明した。次に、同JAの概要や農産物について紹介。6次産業化商品の取り組みとしてJAの加工品を紹介した。フードロスを減らすことで、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に近づき、規格外の農産物を使った付加価値のある加工品が、農業者の所得増大につながることを強調した。
古賀課長は「規格外の農産物を無駄にしないために、高校生の視点から若者に人気がある加工品に対する新しい発想を期待している」と話した。
日本農業新聞12月10日