JA柳川の営農生産組合連絡協議会は8日、福岡県農林業総合試験場並びに、福岡県農林業総合試験場筑後分場にて、視察研修会を行なった。各集落営農組織代表21名、関係機関や同JA職員12名が参加し、小麦の新品種育成と今後の麦栽培管理についてや、麦、大豆の排水対策と増収技術についての説明を受けた。
同JA管内では、米・麦・大豆のブロックローテーションにより、生産量を大幅に増やしてきた。しかし近年、地力の低下による減収と品質低下が進んでおり、その対策が喫緊の課題として挙がっている。
今回の研修会で麦、大豆の収量向上のためには、農地の土づくりが重要であり、今後、土壌改良剤の継続的な投入は不可欠であることを再認識した。今後も集落営農組織と関係機関、同JAで連携を図り、農家所得増大に取り組む。
日本農業新聞 ふくおか版 2月24日